今日は「北海道は避暑地じゃないは嘘。本州より明らかに涼しい。」というテーマでお伝えします。
前から書きたかったテーマですが、今年埼玉と札幌両方住んだので、書くことができます。
目次
今年2025年の北海道は本当に暑かった。
まず、今年、2025年の北海道、札幌は本当に暑かったです。
これは間違いのない事実です。
気温も明らかに高く、平年気温差は+3.7℃という観測史上最大となりました。
今年の北海道の夏は(6〜8月)統計開始最も暑かった🥵
平年気温差は+3.7℃、中でもオホーツク海側は7月に40℃に迫るなど+4.5℃と異常な暑さ💦
※過去30年の平均気温との比較/札幌管区気象台 pic.twitter.com/jekwv9g8lR— 札幌暮らし(北海道グルメと札幌イベント)❄ (@sapporolife2021) September 3, 2025
しかしです。
それでも埼玉に住んでから札幌に住みましたが、比較してしまえばほんと涼しかったです。
というわけで理由を解説します。
暑さは気温だけで決まらない。複数の要因で決まる。
一番いいたいことはこれです。
暑さって気温だけでは決まりません。
複数の要因で決まります。
もちろん気温は最重要ですが、その他の要因で5度ぐらいは平気で変わります。
-
気温
-
湿度
-
風(風速)
-
紫外線
-
放射(周囲の熱)
-
体調・衣服・活動量
こんな感じの6つの要因で総合的に決まるのです。(chatGPTより)
特に重要なのは湿度です。
雨でジメジメして湿度が高いと、蒸し蒸しして、体が重くなったり、体感気温上がりますよね?
同じ30度でも、ジメジメしている日と、湿度がまるで無い日では全然違いますよね?
北海道だと湿度が本当に低いので、これと同じことが起こるのです。
加えて風も涼しいのです。
紫外線も同様です。
下記で気象予報士の方がブログで書いているように、「4月の東京の紫外線は、北海道の真夏と同じ!」なのです。
つまり、北海道の方が紫外線がずっと弱く、東京のほうが強いのです。
→【北海道VS東京】4月の東京の紫外線は、北海道の真夏と同じくらい強い!?知っておきたい、北海道と東京のお天気の違い
紫外線が東京よりずっと弱いので、道民は色白の方があんなにも多いのです。
同じ30度でも-4度ぐらい違う。
ですので実際行ってみればわかりますが、同じ30度の気温だったとしても、
逃去jの30度と札幌の30度は体感が違うのです。
体感、4度ぐらい違いますね。
ですので、東京の30度と同等なのは札幌で34度になったときです。
札幌で30度であれば、東京だと26度ぐらいの体感として感じます。
これは自分だけではなく、札幌と東京、両方住んだことがある人、大多数が言っていることです。
札幌が36度の場合、東京換算32度ぐらい
今年札幌で36度の日がありました。
この日はさすがに暑かったです。
とはいえ東京換算すれば、32度ぐらいの体感です。
もちろん暑いですが、MAXでこれです。
こんな日がずっと続くなんてことは起きません。
東京は35度が日常で、何回か38度になったりします。
それと比較すれば、東京換算32度がMAXですから、比べてしまえば涼しいことは明らかです。
北海道は避暑地じゃないと言っている人の背景
ここで「北海道は避暑地じゃない」と言っている人の背景を考えてみましょう。
1.ずっと北海道に住んでる道民の方
まずはずっと北海道に住んでいる道民の方です。
そりゃあ暑く感じるでしょう!
思って当然!
なんせむかしよりずっと暑いんですから。
気持ちはわかります。
私も移住してきて「やっぱ本州と違って涼しいわー」と言うと道民の方達は「え??今年は暑くない??」みたいな反応してましたから。
ですが、問題は北海道しか知らないことです。
あの本州の38度を一度も味わっていないのですから。
ズバッと言ってしまって恐縮ですが、北海道しか知らない人が北海道は避暑地じゃないと言っても説得力はありません。
海外に行ったことがない日本人が「日本は治安が悪くなったよ!」と言っているようなものです。
そりゃあ治安が悪いところもありますが、世界的に見れば今でも日本はとんでもなく治安が良い国、、なのは明らかですよね?
それと同じです。
むかしより暑くなってるのは事実です。
ですがそれでも本州と比べればずっと涼しいです。
道民の方と話していると、ここ数年夏に本州に一度も行ったことがないがそこそこ多いです。
それどころか、人生で真夏に一度も本州に行ったことすらない人もいます。
そりゃあ本州の暑さを味わっていないのですから、そう思いますよ、、
ですので、ずっと北海道に住んでいる人は、8月に東京でも大阪でも名古屋でも3泊とかで行ってみれば一発で実感できるので、ぜひ行ってみて下さい。
論よりも、自分の体で北海道の涼しさを実感できます。
(まじで行ってほしいです)
2.気温しか見ておらず、北海道に行ったことがない人
次に「気温しか見ておらず、北海道に行ったことがない人」です。
要は、日本全体の気温だけ見て判断している人です。
例えば以下の11日の気温をみてみて下さい。
- 札幌30度
- 東京32度
- 名古屋30度
札幌と東京は2度しか気温が変わりません。
名古屋に至っては札幌と同じ気温です。
じゃあ名古屋と札幌どっちも同じ体感なの??
どっちにいても変わらない??
というと違うんですよねー
先程もお伝えした通り、体感だと-4度換算です。
ですので、体感気温にすると
- 札幌26度(東京気温換算)
- 東京32度
- 名古屋30度
これぐらいの体感となり、東京気温換算なら札幌は26度ぐらいの体感気温になります。
なので、8/11は体感6度東京より涼しく過ごせる、みたいな感じです。
「沖縄が避暑地だ!!」と言っている人も同じ間違い!
補足ですが、これを鵜呑みにしちゃって「沖縄が避暑地だ!!」とか言っている人までいますがこれも間違いです。
まず、沖縄は湿度が東京より高く、とんでもなく蒸し暑いです・・・
加えて紫外線も強く、「痛い」と感じる人がいるぐらい本当に強いです。(だからあんなに日焼けしている人が多いわけで)
先程もお伝えしましたが、熱さや避暑って気温だけの問題ではないのです。
これは家にこもっていてはわからないので、データしか見ない人は勘違いしがち。
湿度も紫外線も地域によって差が出るのですから、気温だけで判断はできないのです。
以上のように、北海道は避暑地じゃないとかという人の気持ちはわかります。
とはいえ真実はお伝えした通りです。
お盆明け以降(8/18ぐらい)は本当に涼しい。断言する。
加えて、札幌は特にお盆明け以降は本当に涼しく、空気が秋に変わってきます。
これは今年自分が住んで実感しました。
空気が本州と比較にならない涼しさになりま、朝晩は半袖だと寒いと感じる人もいるぐらいです。
こんな猛暑だった今年(2025)でもお盆明けは本当に涼しかったので、仮に20年後や40年後に温暖化が進んだとしても、18日以降は避暑地であることは変わりないでしょう。
注意点 北海道の家の中は暑いのでクーラーは推奨
注意点を一つあげるとすれば、室内です。
北海道の家は、あたたかい構造になっています。
そのため、外より室内が暑いというのが北海道の家の特徴です。
クーラーなしの家で日中いればそりゃ自分でも暑いと感じます。
ですので、クーラーのある家に住む、クーラーを設置するのが推奨です。(10年前私が移住した当初はクーラーなしでも余裕でしたが)
冬がある以上、この点は仕方ないですねー。
まとめ
・北海道は避暑地じゃないは嘘。本州より明らかに涼しい。
・とはいえ、北海道がどんどん暑くなっているのは事実。
・北海道は避暑地じゃないと言いたい人の気持ちもわかる。
・とはいえ、今年両方住みましたが、本州に比べれば明らかに涼しい。
・体感として東京換算ー4度(札幌が30度なら東京換算26度ぐらいの体感)
・なぜなら、湿度、風、紫外線、など気温以外の要因で、本州より涼しく感じやすいから。(重要!)
・特にお盆明け、8/18以降はだいぶ空気が涼しくなり、本州の比にならない。
・例外は室内。北海道の家の構造上仕方ないので、クーラーのある家推奨。
「北海道も本州と変わらないぐらい暑いのなら住むのやめようかな・・・」と思っている人は、勘違いです。
安心して移住してきてくれればと思います^^
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